君は幸せな結婚をしたい?
結婚というのは、父と母を離れて二人が結び合い一体となることです。「結び合う」とはどういうことでしょうか。聖書では「執着する」という意味でこの言葉が使われています。つまり、夫が妻に執着し、妻も夫に執着することによって二人は一体になっていくのです。その結びつきの強さは、この言葉が 骨と肉が一体になっていることを表わすときに使われていることから分かります。想像してみて下さい。骨から肉を切り離すと耐えがたい痛みが生じるでしょう。骨と肉はそれほど一体になっているのです。結婚した二人も同じです。もしも相手が自分を離れて 自分以外の誰かと強く結びついていったとしたら、あなたは深く傷つき耐えがたい痛みを心に経験することになるでしょう。結ばれた二人が分かたれるなら多くの問題が生じることを高校生ならもう分かるでしょう。ですから、この結びつきを二人で大事に育てていかなければならないのです。人間関係において、夫と妻の関係以上に強い結びつきが存在してはならないのです。聖書はあなたの幸せのためにそのことを教えています。
この強い結びつきは、結婚式における二人の「誓約」から始まります。ですから、結婚式の中心は美しいウェディングドレスでもなければ華やかな披露宴でもなく「神の前における二人の誓約」です。その誓約の内容はこうです。男性に対して「あなたはこの一人の女性と結婚し夫婦になろうとしています。あなたは、この結婚が神のみ旨によるものであることを確信しますか。あなたは神の教えに従って夫としての責任を果たし、常に妻を愛し、敬い、慰め、助けて、変わることなく その健康な時も病いの時も 富める時も貧しき時も、いのちの日の限り、あなたの妻に対して真実と誠実を尽くし抜くことを約束しますか。」と。女性も同様の誓約をします。結びつくことを決意し、一生涯 苦難や試練を共にし 互いに助け合い支え合う愛。夫は一人の妻に執着し続け、妻もまた一人の夫に執着し続ける愛。それを神の前に誓約するのがキリスト教の結婚式です。いつか、君に素敵な人が現れて結婚するとき、このことを思い出してほしいのです。
それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。
創世記2章24節